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【天秤印】横浜弁護士雑記

横浜で弁護士をしている元裁判官が、日々感じたことなどを書いています。

リハビリテーション病院見学(高次脳機能障害)

なかなか更新が進みませんね。すみません。

昨日は、「神奈川リハビリテーション病院」の見学に行ってきました。

横浜弁護士会、交通賠償問題研究会の企画です。

神奈川リハビリテーション病院は、高次脳機能障害を手掛ける専門性の高い病院で、こちらのお医者様は以前法律雑誌(判例タイムズ1088)に、「脳外傷による高次脳機能障害」という論稿を投稿してくださったほどです。当時は高次脳機能障害の文献もあまりなく、そのような中でお医者様が法律家向けに書いてくださった文献だったため、事件処理にあたって眼を通した記憶があります。

基本的に、受け入れる患者さんはいずれ退院する予定の方に限っているとのことでしたが、リハビリテーション工学に基づいて車いすやリフトの調整を行えたり、心理職の方がリハビリに携わられるなど、非常に先進的な取り組みをされていると感じました。

高次脳機能障害は、裁判においても判断が難しいものなので、こうした専門的な病院があると、法律家としてはとても助かります。

何せ、外見的な症状等はわからないので、どういう状態なのかを明らかにするにはお医者様やそのほかの専門職の方々の力は不可欠です。

また、何より障害を負ってしまわれた本人や家族の方にとっては、信頼できる専門機関があることは、他に代えがたいものだと思います。

高次脳機能障害は、医学が進んだことで、その内容が次第に明らかになってきた疾患です。

画像などでも明確にわからないような傷を脳が受けることで、周りからは人格が変わってしまうように感じられたりする状態の変化が起きるものです。

昔はそれこそ、何故そうなったのかが誰にも分からなかったのでしょうが、今ではリハビリテーションの方法等もいろいろと研究されているようです。

今後とも、同病院のお医者様や専門職の方々のおかげで、すこしでも多くの方が回復に向かわれることを、心よりお祈り申し上げます。

神奈川リハビリテーション病院ホームページ