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【天秤印】横浜弁護士雑記

横浜で弁護士をしている元裁判官が、日々感じたことなどを書いています。

少年事件

 ご無沙汰しています。
 受任している事件以外にも,専門実務研究の論文や マイナンバーセミナーの講師などで時間を取られ,長らくブログを更新していませんでした(年内はなかなか滞ってしまうかもしれません。)。
 通勤電車で読書はしており,感じたことを書き留めたいな,と思う本も無いわけではないのですが,これもなかなかブログにまとめて書く心理的余裕がなく…。

 そうこうしていた日のことです。

 珍しく出席した懇親会で,若手の先生が他の先生に,少年事件の悩みを話しているところに臨席してしまい,ついついその内容に聞き入ってしまいました。
 若手の先生が話されている悩みの中には,自分としては,頭の中では答えを出していたつもりだった事柄もありました。
 でも,悩みを語るその先生の声に耳を澄ませていると,「ああ,1人の付添人(少年事件の弁護人のことです。)として,いま,僕はこの先生に及ばないな」と感じ,久しぶりに背筋がぞくっとしました。

 少年は,接する大人の真と偽を見抜くと思っています。
 我々弁護士が付添人として少年と接する場面では,少年は,目の前の弁護士がどれだけ真剣に考えてくれているのか,自分に向き合ってくれているのか,そうしたことを見抜いてくると思っています。
 
 前に少年事件を担当してから少し時間がたったこともあるかもしれませんが,今少年の前に出て行くとすると,眼前で真剣に悩み事を話しているこの若い先生に自分は人間として及んでいない,そういう気がしてしまいましたね…。

 また,少し少年事件をやりたいな,と思いました。