これまで、このブログでも「子どもの権利」関係の活動や書評を書いたこともありましたが、本日、神奈川県弁護士会で、児童相談所の来年度以降の嘱託・非常勤が一応決まったことを持って、私自身は、来年4月からは児童虐待対策を取り扱う、「子どもの福祉部会」を退会させていただこうと思っている旨、申し上げてきました。
実は、以前からこちらのブログで自分が今後どうするのかを考え、その【進退】について書きつづってきたところでもあり、あらかじめ、幾人かの先生には説明はしていたのですが。
理由としては、私自身、これまで「児童相談所の非常勤や嘱託」になったことがなく「児童相談所の現場」を知らない上に、今後、私が「非常勤や嘱託」という「児童相談所の現場」を知ることが出来るポジションにつくことは、期的にも、年齢的にも、きわめて難しいと判断したためです。
現場を知っている先生と、現場を知らないままに議論したのでは、ついて行けないところはどうしてもたくさん出てきてしまいます。かといって、「知らない」ままにその組織(部会)にいることは、存在意義が感じられず苦しいものです。
現場を知っている人達の中で、「現場を知らない」ままでいることは、正直苦しいのですよね…。
そうしたことについては、弁護士会の委員会側に非があるわけではないと思っています。
「突然ぽっと出」で弁護士会、そして子どもの権利委員会(福祉部会)に入ってきてしまった私がイレギュラーなわけで、部会としては【新人を育てなければならない】、【経験者を重視しなければならない】という都合がおありのことは、労働問題を本来取り扱っている私の立場では、よくわかってはいますので。
おそらく、私が部会長や正副の立場であっても、今回の人選については同じ判断をしただろうとは思っています。
もし、私が「児童相談所に関わるのではないか」…そう期待して付き合ってくださっていた隣接職種の方がいらっしゃいましたら、申し訳ないな、と思い、このブログにも書き留めておくこととしました。
残念ですが、こうしたものには「巡り合わせ」「縁」もあるかと思いますので、仕方がないのでしょうね…。
※ 今、上にリンクを貼ったもう一つのブログを見返すと、3か月前から、こうしたことになることを想定し、進退を決断してきたことになりますので、いまさら驚くところはありませんね…。
やりたかったことではあるので、非常に心残りですが、こればかりは仕方がないことのように思われますので…。
※ 少し,想定していなかった事態が生じるかもしれないようです。
個々の会員が「部会を辞めるかどうか」で左右されては人事は進みませんので,一応人事が決まるまで部会の皆さんに正式に告げることは控えていたのですが,告げた後に弁護士・弁護士会側の事情以外で変化が起こる可能性までは想定していませんでした。
とはいえ,結果として変更等が起こらない可能性もあると思っています。
いずれにせよ,「機会があれば全力を尽くすし,機会が今後もないと思われれば新たな分野を目指す」という,私自身の決めた進退に従うことにはなるでしょうが,すこし,結論が出る時間が後になってしまったのかもしれませんね。
※ 12/14 やはり,特に変更はないようです。
本日,「子どもの福祉部会」を本当に辞めるかどうかの確認があり,来年4月で辞めさせて頂く旨回答しました。また,横須賀の児童福祉審議会については,継続であろうと,後任者に変更する形であろうと,お任せする旨申し上げてあります。
これまで関わりがあった隣接職種については,おつきあい頂けるものについてはかわらず参加させて頂きたく思いますし,難があるようであれば遠慮させて頂く所存です。