【天秤印】春日井弁護士雑記(旧名古屋・横浜弁護士雑記)

現在春日井市に勤めている元裁判官現弁護士が、日々感じたことなどを書いています。

春日井にて、地域社会の「要」を守る

全力を注いできた、児童相談所の常勤弁護士を、思うところあって辞した後、

ある意味、燃え尽きたような感じもあり、今後どうするかについて悩んでもいました。

しかし、縁あってこの度、愛知県春日井市の任期付き公務員として勤めることとなりました。

令和5年1月から、地域社会の「要」である地方自治体において、職員の方とともに悩み、力を尽くしていくなかで、地域社会に関わっています。

裁判官時代、最後に出した異動の希望は、「家庭裁判所で『家庭』という社会を、労働集中部において『会社』という社会を知る機会を得ましたので、次は『国・地域社会』という社会を深く知ることのできる行政部を経験したいと思っています」というものでした。

…さすがに、そうした希望は全て受け入れてもらえるものではないので、そのときは叶いませんでしたが(最後の任地は福岡地方裁判所の労働集中部となりましたが)。

それでも、巡り巡って、こうして地方自治の現場において力を尽くす天与の機会をいただくことができたのかな、と思っています。

春日井市は、王子製紙の工場があるなど、水が豊かできれいな街です。

また、公園の遊具も非常にきれいで、子育てにも気を配っていることが、伝わってきました(児童相談所の勤務経験で、こうしたものには自然と目が行くようになりましたね…)。

宣言している「子はかすがい、子育ては春日井」には、ちょっとにこっとしてしまいますが。

…これから、どのような人と仕事に巡り合えるかは、まだわかりませんが。

全力を尽くしてみたいと思います。