【天秤印】春日井弁護士雑記(旧名古屋・横浜弁護士雑記)

現在春日井市に勤めている元裁判官現弁護士が、日々感じたことなどを書いています。

こども・学校

申し訳ないところもあるでしょうか…

毎年参加している、子どもの問題にかかわる、医療と法律の勉強会に参加しました。 ちょうど、平成30年に名古屋に来る前から、毎年参加を続けている勉強会になります。 今現在子どもの問題に今も関わり、努力されている先生方の話を伺うと、自分が子どもの…

1年間で失われていたもの(あるいはモチベーション低下の原因)

あと、今回の帰省は、いろいろな「気付き」ができたという点でも貴重でした。 中でも大きかったのは、「仕事効率低下の原因が分かった」こと。 実は、昨年終盤はかなり「資料読みの効率」が落ちていたので(帰省してみた理由)、「モチベーションが低下した…

春日井にて、地域社会の「要」を守る

全力を注いできた、児童相談所の常勤弁護士を、思うところあって辞した後、 ある意味、燃え尽きたような感じもあり、今後どうするかについて悩んでもいました。 しかし、縁あってこの度、愛知県春日井市の任期付き公務員として勤めることとなりました。 令和…

ハートネットTV「虐待の後遺症を抱えて」

以下の番組で、勉強会に参加させていただいている精神科医の先生の技法も取り上げられると聞きました。個人的にも興味がある内容なので、”うっかり”しなければ、是非見ておこうと思っています(続編が11月9日に放送されるそうです)。 www.nhk.jp 児童虐…

子どもアドボカシー基礎講座(子どもアドボカシーセンター北九州主催)

さて。 思うところあって、令和4年3月末日に前職を辞めてから、今後についての勉強をしたり、計画を立てたりして日を過ごしていますが…。 前職において受講した、栄留里美先生の「子どもアドボケイト」の研修に惹かれるものを感じたことなどもあり、この機…

多職種連携の「夢」、その難しさ。

児童相談所で4年間を過ごして。 この4年間、児童福祉司のケースワークを少しでも理解しようと、書籍を読み、片端から記録を読み、他方で、児童福祉司に法律家の考えを伝えるべくメモを作り、少しでも考えを共有してもらえるよう話しかけ…。 そうして、4年…

【書評】安達千夏「モルヒネ」

表題を見られた方は、なんだろう、と思うかもしれません。 15年ほど前に、札幌家庭裁判所に赴任する前の僕が、本屋で平積みされているこの本を見て、 「これから少年審判を担当するのなら、こうした若い人が読みそうな本も読んだ方がいいのかな」 そんな、…

多文化共生サロン

12月15日は、有給休暇を頂いて、愛知県主催の、多文化共生サロンの普及説明会に、Webで参加してみました www.pref.aichi.jp 愛知県は、外国につながりのある方が多く、「愛知多文化子育てブック」、「相談員のための多文化相談ハンドブック」などという…

CFJ研修会に参加してみました。

12月11日は、チャイルドファーストジャパンの、研修にオンラインで参加してみました。 CFJ研修会 | チャイルドファーストジャパン(CFJ) …関連するプラグラムが子ども虐待防止学会の学術集会でも開催されており、そちらはそちらでオンデマンドで見ること…

日本子ども虐待防止学会学術集会に参加してきました。

12月3日、4日は、横浜で行われた、日本子ども虐待防止学会の学術集会に行ってきました。 www.jaspcan27.jp …今勤務している名古屋市東部児童相談所は、令和4年3月に辞めることとしていますが、僕自身、児童福祉の世界そのものには、まだまだ学びたいこ…

セミナー「外国にルーツのある子どもの発達に関する相談支援」

11月27日は、日本国際社会事業団(ISSJ)のオンラインセミナー、「外国にルーツのある家族と子どもへの相談支援」の第3回、「外国にルーツのある子どもの発達に関する相談支援」を受けていました。 HPを拝見したのは、今日が初めてなので、これまではこ…

ドキュメンタリードラマ「命のバトン」

23日には、こちらのドラマを見てみました。 www.nhk.jp 里親担当の職員から、聞いていたドラマです。BSだったので、インターネットカフェに行って見てきました。 はじめ題名を聞いたときには、瀬尾まいこさんの小説「そして、バトンは渡された」(今はこう…

ご報告

いろいろと考えていました。 これからの数年間、自分がここで何ができるのか、自分のやりたいこと、力を尽くしたいことは何なのか…。 そして、 令和4年3月をもって、名古屋市東部児童相談所を辞めることにしました。名古屋市に迷惑をおかけしないよう、後…

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア【書評】

www.a-h-c.jp これも、最近読んだ本です。 以前、「トラウマセラピー・ケースブック」を読んだ際に、学説・立場によって「トラウマ」というものの理解が異なっていることが分かりにくかったので、たとえば「ここまで分かってきたトラウマ」のような、「トラ…

ライフストーリーワーク入門【書評】

随分と経ってしまいましたが、自分の進退について一定の決断ができたおかげで、少しずつ、何かを学びたいという気持ちも戻ってきています。 今回は、以前購入してあったこの本を読んだので、簡単に。 www.akashi.co.jp 児童相談所の職員の方が読まれているの…

「根っこから考える子どものアレルギー」を聞いてきました。

11月2日、3日は、日本小児アレルギー学会の学術大会「根っこから考える子どものアレルギー」を聞いてきました。 食物アレルギーに関心を持ったのは、もともと、児童相談所に勤める前に、児童相談所でお子さんをお預かりするときに食物アレルギーに配慮し…

養問研の勉強会に参加してみて。

10月17日には、全国児童養護問題研究会(養問研)中部日本ブロックの勉強会「児童養護施設における外国籍の子どもへの支援」に参加してきました。 が…。う~ん…と唸ってしまいました。 やはり、世の中には「難しい」「悩ましい」事例がいくらでもあるなあ…

外国につながる子どもと無国籍【書評】

ずいぶんと前に読んだ本ですが、ちょうど、一つ前で外国の方の法律問題についての本を紹介したところですので、ついでに書いておこうと思いました。 www.kinokuniya.co.jp 前の本(外国人の法律相談Q&A)では、「日本で生まれた子が国籍を取得できないことが…

性暴力救済センターの全国連絡会に参加してみました。

9月28日、29日は、児童相談所と連携をさせてもらっている、日赤なごやなごみ のご厚意で、性暴力救済センターの全国連絡会に参加させていただきました。 性暴力救済センターの方々から見た児相や警察の対応や、協働面接の課題について、お話を聞かせて…

事例解説 保育事故における注意義務と責任【書評】

食物アレルギーばかりになっている」と2つ前のところで書きながら、1つ前の話もアレルギーの話になってしまいましたが…。 前の連休で読み終わったこの本のことも少し。 事例解説 保育事故における注意義務と責任|商品を探す|新日本法規WEBサイト | 新日…

アレルギー大学実習「エピペン・スキンケア等」を受けてきました。

9月22日には、アレルギー大学の実習「エピペン・スキンケア等」を受けてきました。 alle-net.com …単純に、エピペントレーナーを渡してもらって、打つ練習をする講習は、これまでに2度ほど受けています。 ただ、アレルギー大学の実習は、以前書いたよう…

アレルギー大学実習「小麦粉を代替した各種の料理」

9月14日は、アレルギー大学の実習に参加してきました。 alle-net.com これまでの実習では、「災害対策」、「コンタミネーション防止」と、なにかしら応用的な視点を取り混ぜた実習だったために、正直、今回の実習も、ただ渡されるレシピを作るだけではな…

アレルギー大学上級講座を受けてきました。

9月8日は、プライベートで、アレルギー大学の上級講座を受けてきました(アレルギー大学は、すべてプライベートで私的に受講しています。)。 「上級」にふさわしく、これまで教わったことを今一度振り返らせ、受講生の心に新たな「課題」を置いて行ってく…

アレルギー大学実習「アレルギーっ子の災害対策」に参加して。

8月31日は、アレルギー大学の実習、「アレルギーっ子の災害対策」に参加してきました。 実のところ、参加する前には、「今回は、それほど受講する必要はないかもしれない…」とも思っていました。平成31年3月10日の「第3回小児アレルギーを学ぶセミ…

よくわかる予防接種の基本【書評】

児童相談所では、ケースの検討する場合等で、お子さんの予防接種に触れられることも、多々あります。 そこで、少し前にこんな本を買っておきました。 www.chugaiigaku.jp 本屋さんで、類書3~4冊を比較検討して買った本です。 あらかた目を通しましたが、…

「かよわくて、きっとつよい」を聞きに行きました。

なかなか、ブログを書くことまで力が回りませんが…。 7月27日と、28日には、函館で開催された、第11回日本子ども虐待医学会の学術集会に参加してきました。 「かよわくて、きっとつよい」という、サブタイトルが、非常にいいなあ…と思います(サブタ…

アレルギー大学中級講座に行ってきました。

やはり、少し前のことになりますが…。 7月7日には、アレルギー大学の中級講座を受けてきました。 中級講座の内容は、①食物アレルギーの臨床(各論)、②アレルギー児の受け入れ、③気管支喘息、花粉症、ダニアレルゲン、④集団生活の食事・学校給食のアレルギ…

アレルギー大学実践研修(初級)に行ってみました。

ずいぶん記載が滞ってしまいましたが、6月30日は、アレルギー大学の実践研修「コンタミネーションを防止する作業手順」を受けてきました。 コンタミネーション(contamination)というのは、「混入」を意味しますが、食物アレルギーの関係では、本来アレ…

アレルギー大学初級講座に行ってみました。

土曜日は、家事といくつかの図書館を回ることで時間が過ぎてしまいましたが…。 6月9日(日)は、先週に引き続き。 アレルギー大学の初級講座を受けてきました。 先週、基礎講座を受け、その後テキストなども読んでいたので、ある程度、アレルギーが発症す…

アレルギー大学基礎講座に行ってみました。

6月1日には、プライベートで、認定NPO法人アレルギー支援ネットワークが開催しているアレルギー大学の基礎講座を受けてきました。 alle-net.com 児童相談所がかかわるご家族の中には、アレルギーのお子さんもいらっしゃいます。 これまで、アレルギーに…