【天秤印】春日井弁護士雑記(旧名古屋・横浜弁護士雑記)

現在春日井市に勤めている元裁判官現弁護士が、日々感じたことなどを書いています。

愛知県弁護士会子どもの権利委員会イベント:映画「ゆめパのじかん」

9月28日に、愛知県弁護士会でこのイベントがありましたので、とてもうれしく思い、聞いてきました。 www.aiben.jp 子ども夢パークは川崎市にある「子どもの居場所」であり、以前、神奈川県弁護士会の子どもの権利委員会でも、夢パークの創立に関わられた…

春日井の日常(?)を探しに

15日は少し事情があって、仕事を進められませんでした。 また、ここのところ、ちょっと気分転換ができずに効率が落ちていた自覚はあったので…。 運動を兼ねて、「春日井市の日常」を見に行くべく、「ふれあい緑道」を歩いてきました。 運動不足を感じたと…

申し訳ないところもあるでしょうか…

毎年参加している、子どもの問題にかかわる、医療と法律の勉強会に参加しました。 ちょうど、平成30年に名古屋に来る前から、毎年参加を続けている勉強会になります。 今現在子どもの問題に今も関わり、努力されている先生方の話を伺うと、自分が子どもの…

ふがいない

能登半島の地震に、春日井市役所の職員も、行ってくださっているようです。 www.city.kasugai.lg.jp 僕には、声はかかりませんでしたが、こうして春日井市を代表して現地に行ってくださっているのは、本当にありがたいと思います。 もちろん、僕が行って役に…

1年間で失われていたもの(あるいはモチベーション低下の原因)

あと、今回の帰省は、いろいろな「気付き」ができたという点でも貴重でした。 中でも大きかったのは、「仕事効率低下の原因が分かった」こと。 実は、昨年終盤はかなり「資料読みの効率」が落ちていたので(帰省してみた理由)、「モチベーションが低下した…

「本」

この年末は、横浜に帰っていました。 …ちょっと環境を変えて、今抱えている問題から距離を置かないと、持たない気がしたので。 そして、荷造りのため職場から春日井の住処に持ち帰った本が…、 ・今抱えている問題の本、4冊 ・この休み中に通読したいと思っ…

それでも充実した日々

それなりに大変ではありますが、多くの職員が、僕と「きちんと話し合ってくれる」今の職場は、とても好きですし、やりがいがありますね。 「勉強不足だなあ」と感じること、もっと読書=自分の力量アップに時間を使いたい気持ちはないわけではありません。 …

冷蔵庫の野菜

うーん…。 普段の自分の食生活からして、野菜が足りていないのは自覚しているのですが…。 そのため、土日に野菜を買いだめるのですけれど、結局、調理する暇もなく、また食べる暇もないままに、冷蔵庫の野菜がダメになっていく…。 ちょっといかんなー、と思…

そうでした。キャッチボールって、難しいんです。

異業種間での会話のキャッチボールの難しさについて、一度書いてみたのですが、分かりにくかったので削除しました。すみません。

「分かってもらう」こと

「分かってもらうこと」って、難しいなあ…と、痛感します。 法律家と法律家でない人、というよりも、「裁判を進める」際にその行く末を予想して、必要なことを考えるという「視野」「視界」は、裁判を経験しないと(単に、裁判を傍聴すればよい、というだけ…

あるがままの日常

先日は、ずいぶんと情けない状態になってしまいました。 なさけないなあ、と思うところもありますね。 失望されたら、まあそれはそれで仕方がないかな、と思うところも。 しょせん、僕は僕にできることしかできないので。期待のすべてに応えることなどできる…

限界

「法律相談」という具体的な問題に触れることを通じてこそ、自分の力も理解も増していくし、それがやりたくて春日井市に就職したというところもあります。また、仕事が無かったら、いただいている税金に申し訳ないので職を辞するか迷う可能性もあるので、何…

思っていたよりも遠かった

思っていたよりも遠かった「福祉の里レインボープラザ」 …自転車で行くには。 地図で見る限りは、国道19号に沿って行けばつけるはずだったので、道に迷う恐れはない…と思っていましたし、エアポートウォークよりは近いんじゃないかと思っていましたが…。 …

伝えることは難しい

う~ん。この年になってこんなことに悩んでいてはダメなのかもしれませんが…。 やはり「伝えること」というのは難しい。 裁判例が明言している、本に明確に書いてある、というものであれば、説明を受けた側も分かってくれるのですが…。 その事例に適した裁判…

伝わらない?

「それでは、裁判官には伝わらないから…」 弁護士事務所をやっていた時も、児童相談所にいたときも、そして今も。 結構これを説明しているのだけれども、これがなかなか伝わらない。 何が伝わらないって、「裁判官が何を考えて、何をやっているのか」(=ど…

期待に沿う答えを返してあげられないとき

法律相談に来てもらっても、相手の期待に沿う答えを返してあげられないときは、難しいな、と思います。 とはいえ、本人の思いに沿ってしまうと、現状を変えようと(裁判等をやって)しまうと、かえって本人の望まない結果に結びつく場合はあります。 僕とし…

一期一会?

今日は、就業時間後、エアポート・ウォークの紀伊國屋に本を取りに行きました。 store.kinokuniya.co.jp 裁判官だったころからの、癖でしょうか。良いにしろ、悪いにしろ。 自分が何か、人の人生に影響する結論を出すのであれば、許された時間の範囲内で、自…

なんとかしてくれるんじゃないかな?

今日、他課に足を運んだ際に、「相談したい」と目で語ってきた人から【逃げ遅れて】(ぇ?)「あわあわ」してしまいました。 いえ、今仕事量は多くないので、相談はいいんです。が、突然で、かつ【期待を込めて】こられると、実際よりも重めに感じたり…。 で…

【書評】日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせー

荷物の受け取りのため、早く帰宅し、たまたま手に取って開いてみたところ、また気づかされたことがありました。 「あれ?あの本の書評書いたよね?」 と、ブログ内記事を読み返したところ、まだ書いていなかったので、この機会に。 以前、名古屋にいたときに…

サボテンフェア2023

もう「昨日」になってしまいますが、【サボテンフェア2023】に行ってきました。 春日井駅の観光案内所などでは、「サボテンの町春日井」というフレーズや、「春日井サボテンハンドブック」なども置いてあるのに、なかなかサボテンそのものに会う機会がな…

まだまだ甘い

前回、コミュニケーションギャップについての悩みを書き、それに関連して、知り合いの、自治体勤務経験のある弁護士の方にちょっと相談してみていたのですが…。 うん、僕は甘かった。 まだまだ、できること、やれることはあった。 もちろん、今回相談した方…

コミュニケーション・ギャップ?

市役所に勤めて数カ月たって、気が付きました。 「行政マンと、法律家との間では、法律相談で法律家が『何が回答できるか』や、『法律相談の回答がどの程度のことを保証したものなのか』について、かなりコミュニケーション・ギャップがあるなあ…」 ときどき…

不安との向き合い方

やはり、「知らない」「新しい」、そして「責任が重い」仕事は、怖いですね。 そうした「怖さ」「不安」にきちんと向き合い、それをきちんと自分の中で「調べ」て「解消」していくことで、「不安」に耐えられるだけの「答え」を出していく。 それが本来の僕…

やりたいこと

前の、「居場所」という投稿とも、少し関係するのですが…。 春日井市で、いま僕が目指しているのは、僕と、自治体の職員の方々が、それぞれお互いの居場所を認め合えるような協働をしていくことです。 そういうと、なんだか簡単なことにように思えるけれど、…

居場所

ホームページやブログの更新は遅くなってしまいましたが…。 早いもので、春日井市に勤め始めて2か月ほどが経ちました。 (仕事にかまけていて、更新ができなかったのですが) しかし、おそらく弁護士の中では、行政法についても詳しい方ではないかと思って…

春日井にて、地域社会の「要」を守る

全力を注いできた、児童相談所の常勤弁護士を、思うところあって辞した後、 ある意味、燃え尽きたような感じもあり、今後どうするかについて悩んでもいました。 しかし、縁あってこの度、愛知県春日井市の任期付き公務員として勤めることとなりました。 令和…

ハートネットTV「虐待の後遺症を抱えて」

以下の番組で、勉強会に参加させていただいている精神科医の先生の技法も取り上げられると聞きました。個人的にも興味がある内容なので、”うっかり”しなければ、是非見ておこうと思っています(続編が11月9日に放送されるそうです)。 www.nhk.jp 児童虐…

子どもアドボカシー基礎講座(子どもアドボカシーセンター北九州主催)

さて。 思うところあって、令和4年3月末日に前職を辞めてから、今後についての勉強をしたり、計画を立てたりして日を過ごしていますが…。 前職において受講した、栄留里美先生の「子どもアドボケイト」の研修に惹かれるものを感じたことなどもあり、この機…

辞めるにあたっての気づき

幾度かこのブログでもお伝えした通り、僕自身は、現在勤めている名古屋市東部児童相談所を、令和4年3月一杯でやめることにしましたが…。 辞めると決めて日々職務を行っていると、あらためて気づかされることがあります。 組織の中で勤めている前提があると…

多職種連携の「夢」、その難しさ。

児童相談所で4年間を過ごして。 この4年間、児童福祉司のケースワークを少しでも理解しようと、書籍を読み、片端から記録を読み、他方で、児童福祉司に法律家の考えを伝えるべくメモを作り、少しでも考えを共有してもらえるよう話しかけ…。 そうして、4年…