【天秤印】名古屋・横浜弁護士雑記

現在名古屋市に勤めている元裁判官が、日々感じたことなどを書いています。

日本フォスターケア研究大会に参加して

 16日は,日本フォスターケア研究大会に参加してきました。

 日本子ども虐待防止学会などに比べると,集まった人数こそ多くはありませんでしたが,その分,内容の濃いお話や,参加者も加わってのお話を聞くことができました。

 津崎先生からは,児童福祉法改正に伴う話-①養子縁組里親については児相の管轄範囲では需要に対する供給を十分に確保することが難しい可能性があることや,②親子再構築のための法的手段がまだ十分とまでは言えないこと-,そして,ご自身の経験を踏まえての里子の心情の揺れ動きなどについて伺うことができ,とても参考になりました。

 また,時折ブログを拝見する木ノ内先生のお話では,各地域で行われている里親についての様々な取り組み…季節里親や週末里親,要対協メンバーとの里親ミーティング,委託される子どもについての情報共有方法や,ラインやメールを使用した組織化の方法など,様々な工夫を伺うことができました。

 そのほか、会場で里親の方々の発言などを聞いて,新たに考えさせられたこともありました。

 里親制度のジレンマのようなものでしょうか…。

 難しいな、と思います。

 児童福祉については、学べば学ぶほど、そう思いますね…。

 もっとも、私自身はいろいろなことを、自分なりのペースで考えていきたいと思いますし、それしかできないとも思っているのですが…。