【天秤印】春日井弁護士雑記(旧名古屋・横浜弁護士雑記)

現在春日井市に勤めている元裁判官現弁護士が、日々感じたことなどを書いています。

情けない。

なかなか、要望に応えることが難しくなってきました。

「限界かなあ…」

そんなことを感じるようにもなってきました。

いろいろな要望に応じていくと、際限がなくなってしまいますから…。

4月に勤務実態が変化して以降、僕がプレッシャーをうまくさばけていないところもあるのでしょうが。

 

原則として誰かが代わってくれるものでもなく。

誰かに理解してもらえるものでもなく。

誰かに実効的なアドバイスを貰えるものでもなく。


もっとも、

前任の先生も、あるいは、他の自治体の組織内弁護士の方も、同じくそうした悩みの中でもがかれているのだろうな、と思います。

まあ、いずれにせよ自分は自分。

限界があるなら、それは取り繕っても仕方がないことではあり、

素のままの自分として、できる範囲のことをやり、

それでも務まらなければ、それは仕方がないのかな、と思います。

愛知県弁護士会子どもの権利委員会イベント:映画「ゆめパのじかん」

 9月28日に、愛知県弁護士会でこのイベントがありましたので、とてもうれしく思い、聞いてきました。

www.aiben.jp

 子ども夢パークは川崎市にある「子どもの居場所」であり、以前、神奈川県弁護士会の子どもの権利委員会でも、夢パークの創立に関わられた西野さんを講師としてお呼びしたり、夢パークに見学にいかせていただいたりしました。

www.yumepark.net

 西野さんの本も、一冊だけですが読んだことがあります。今はもっと多くの本をお書きになられているようですが、あいにく、児童相談所で知りたいと思った知識や、自治体での日々の疑問と調べ物にかまけて、西野さんの本を手に取ることもなくなっていました。

 そのため、今日この映画を見ることができて、西野さんのお話を聞くことができて、とてもよかったと思います。

『ゆめパのじかん』公式ホームページ

 全世界的に社会がそして経済が行き詰まり、なかなか打開の方途がない中で、大人自身が生きて行くことも難しく、まして子供ともなればそれ以上のプレッシャーがかかるのだろうと思っています。

 そうした中で、子どもを急かしたりすることなく、そのまま側にいてあげられる、包み込んであげられる、こうした取り組みは素晴らしいものだと思っています。

 なかなか、これだけの取り組みを行うことは、容易ではないと思うのですが…。

 でも、西野さんが取り組んでくださったおかげで、「一つの在り方」を僕たちは教えてもらうことができる。

 それはやっぱりうれしいですし、そうした取り組みが続けられていること、さらに広がっていることが、うれしいですね….。

春日井の日常(?)を探しに

15日は少し事情があって、仕事を進められませんでした。

また、ここのところ、ちょっと気分転換ができずに効率が落ちていた自覚はあったので…。

運動を兼ねて、「春日井市の日常」を見に行くべく、「ふれあい緑道」を歩いてきました。

 

運動不足を感じたとき、あるいは、仕事から頭を切り離したいとき、自分を切り替えたいと思ったとき。

神奈川にいたときには、「大山」あるいは「鎌倉」に行くことが多く、名古屋市にいたときには、「猿投山」などに行っていました。

春日井市に来てからは、時間がないこともあり、そうした場所をまだ見つけられていなかったので…。

これまで、落合公園は2回、朝宮公園は1回だけ行ったことがありましたので、二つの公園を結ぶ「ふれあい緑道」を歩いてみようと思いました。

 

うん。往復すると結構いい運動になりますね。

川べりの道で、春紫苑ニワゼキショウカタバミなどが良く咲いていました。

 

高低差や、明暗は乏しいので、面白い写真には出会いにくいのですが…。

この日の一枚はこれでしょうか。

調べてみると、「ハニワまつり」というイベントで、市民の方などがつくられたハニワのようです。

そういえば、商工会議所のマスコットにも、一人ハニワを被ったサボテンさんがいましたね。そういう御縁だったのか…。

時間は使ってしまいますけれど、笑顔のハニワに会えると思えば、いい道です。

申し訳ないところもあるでしょうか…

毎年参加している、子どもの問題にかかわる、医療と法律の勉強会に参加しました。

ちょうど、平成30年に名古屋に来る前から、毎年参加を続けている勉強会になります。

今現在子どもの問題に今も関わり、努力されている先生方の話を伺うと、自分が子どもの問題から遠ざかってしまっていることを感じますし、自分が果たして適切なアドバイスを口にできているかがわからないところが、悲しくもありますね。

子どもを巡る「最近の動向」等については、詳しいというわけではないので…。

また、これまで諸先生方からいろいろと教えていただいたのに、児童福祉の世界から離れた自分を、申し訳なく思うところもあります。

ただ、こればかりは「縁」というものもあるのでしょうが…。

ふがいない

能登半島地震に、春日井市役所の職員も、行ってくださっているようです。

www.city.kasugai.lg.jp

僕には、声はかかりませんでしたが、こうして春日井市を代表して現地に行ってくださっているのは、本当にありがたいと思います。

もちろん、僕が行って役に立てるかというと、邪魔になりかねないとは思うのですが…。

当面、自分にできることは、飲み物を節約して、義捐金に入れることかもしれません。

www.city.kasugai.lg.jp

なにかもっと、できることがあればよいのですが…。

1年間で失われていたもの(あるいはモチベーション低下の原因)

あと、今回の帰省は、いろいろな「気付き」ができたという点でも貴重でした。

中でも大きかったのは、「仕事効率低下の原因が分かった」こと。

実は、昨年終盤はかなり「資料読みの効率」が落ちていたので(帰省してみた理由)、「モチベーションが低下したかなあ…」と思いつつ、原因が分からなかったのですが…。

 

わかりました。原因。

「体力の低下」これです。

 

名古屋市を辞めた後は、いろいろと(再度独立開業するにあたり)必要と考えていた勉強をしていたのですが(おそらくそんなことをする弁護士は、変わり者なのでしょうけど)、その間毎日、片道2~3駅くらいの距離を歩いていたんですよね…。

今回実家に帰って同じ距離を歩いてみたら、初日の夕食後にダウンして、本が読めない状態に。

なるほどね。だから、勤め始めた時期も、選挙などで市役所全体が忙しかった時期も、乗り切れたのか。

 

この点でも今後改善を図…れるかなあ???(自信なし)

「本」

この年末は、横浜に帰っていました。

…ちょっと環境を変えて、今抱えている問題から距離を置かないと、持たない気がしたので。

そして、荷造りのため職場から春日井の住処に持ち帰った本が…、

・今抱えている問題の本、4冊

・この休み中に通読したいと思っている、読みかけの本 8冊

住処で荷物を広げて「あほか」と思ってしまいました。

 

以前、名古屋市を辞めたあと1日中勉強していた際にも、まあ3日で1冊通読できるくらいのペースだったからなあ…。どうみても「不可能」なので…。

職場から持ち帰ってくるとき、多少は選んだのですが…。

 

ですので、再度厳選し、

・今抱えている問題の本 2冊(その代わり、1日早く春日井に戻る)

・この休み中に通読したいと思っている、読みかけの本 4冊

を持っていきました。

 

結果として、この休み中に通読出来た本は2冊とちょっと(いずれも相当に読み進んでいた本を、最後まで目を通した)。

まあ、そんなところかな、と思いますね…。

 

そして、

・横浜から持ってきた本 21冊

・横浜で買ってきた本 7冊

 

いや…

再び春日井の住処に帰ってきて荷物を広げて「これどうするの」みたいな…。

「休み中に横浜で読めるか」だけではなく、「じゃあ春日井に持ってきたら読めるのか」とも考えないといけないんですけどね…。

ただ、「通読」までできなくても、必要な時に参照できると助かるので…(僕の心理的安定に資します)。

「なぜわざわざ横浜で買うの?」と言われそうなのですが、横浜の実家近くの本屋の方は、名古屋の三省堂丸善ほどの大型書店ではないけれど、一通りの種類はそろっている、中型書店(僕の感覚では)なので。

僕もどんな本があるかを大体知っている法律関係の書籍や、ある特定分野の本の中から「よりよい一冊」を選ぶのなら大型書店ですが、「実際に世の中にある本を見て、必要と感じる本を手に取る」には、実家近くの本屋の方がいいんですよね…。

(ほかにも、「取り寄せでよく使う本屋さん」とか、「グループで在庫を持っている本屋さん」とか、特徴に応じていろいろ使い分けをしています)

 

これらの本を読めるようにするためには、自分の生活・時間の使い方も、もっと改善しないといけないかなあ…。

そう思いますね…。