今日は、金太郎さんの生地、「足柄」の役所の法律相談にほぼ一日行っていましたが、その後は、明日、横浜の商工会議所にお邪魔をして、ヒアリングをさせていただくこととの関係で、先日からの課題の知的財産について、しばらく調べていました。
正直、「知的財産」については、よほど国が力を入れているらしく、ありとあらゆる行政機関が似たような題名の情報を掲げており、どこにもかしこも情報が氾濫していて、全部を読もうとすると事務所の業務がどれだけフリーズするかわからない、という気がします。
ただ、経済産業省の知的財産経営ポータルに掲載されている論文等を、目次だけでも拾い読みすると、海外から利益移転を確保するために知的財産の取得を推進する、という大目標は大企業の場合と変わらず、ただそれを中小企業にとっても魅力あるものとするために、①各種助成金の創設、②各種融資における優遇、③融資等を受けやすくするためのレポート等の作成の指導等を通じて資金面から「知的財産経営」に魅力を持たせるとともに、④知財部門といった専門部門まではない企業のために、それらを行うことができる第三者機関を充実させる、ということが、おおむね施策の方向なのだろうな、と思えます。
そうすると・・・・
こうした①知的財産経営に成功した会社等の方を1社か2社、もしお呼びすることができれば、さらに、②弁理士、③弁護士、④行政(補助金)、⑤融資(銀行関係)の方々の話をまとめることで、ひとまとまりのパッケージのような形でその魅力を伝えられる可能性はあるのかもしれないと思いました。
とはいえ、横浜弁護士会の主催するものなので、このうちのどれだけの人を横浜あるいは神奈川で確保するのか、また、そうした方々にどういった形で講演をお願いするかで、話が全然変わってくるようには思えます。
なかなか、前途遼遠ですかね。
まあ、明日の商工会議所へのヒアリングは、こういった最先端の話ではなく(いやそうした話も含むかもしれませんが)、むしろ、「地元の経営者の方々が、日頃どういった悩みを抱えておられるか」をうかがいに行くものです。
横浜の商工会議所も、横浜の弁護士も、何とか横浜の企業を少しでも支えていくことができれば、と願っている点では、同じ目的を持っていると思っていますので。
ただ、弁護士は、どうしても各先生がお持ちの情報だけだと、情報源が限られるのですよね・・・・。
そうした点で、日ごろから弁護士より、そうした経営者の方々の相談をお受けする立場の方に、お話を伺いたい、と「わがまま」をお願いしたものです。
とりあえず、できることから一歩ずつやってみようと思います^^。