【天秤印】春日井弁護士雑記(旧名古屋・横浜弁護士雑記)

現在春日井市に勤めている元裁判官現弁護士が、日々感じたことなどを書いています。

やりたいこと

前の、「居場所」という投稿とも、少し関係するのですが…。

春日井市で、いま僕が目指しているのは、僕と、自治体の職員の方々が、それぞれお互いの居場所を認め合えるような協働をしていくことです。

そういうと、なんだか簡単なことにように思えるけれど、これが結構『難しい』。

なにせ、「それが難しいから三権分立で『行政』と『司法』は別々にされている」のだから、それを「同じところに入れてうまく動かそう」というのは、なかなか難しいことなのだと思っています。実際に、名古屋市東部児童相談所では、それが難しいことを痛感しました。

でも、前職である名古屋市東部児童相談所で、僕が親交していた職員(その多くは異動してしまいましたが)、「この人と一緒に責任を負って首になるならそれもいいな」「一緒に責任を負っても、この人に公務員を続けてほしいな」と思わせてくれた方々が望んでいたのは、やはりそういう、互いの居場所を認め合っての連携だな、と思っているので…。

ああ、なるほど。

名古屋市東部児童相談所ができたとき、「これから」を考えて、そうした人たちと話し合って持った「夢」を、僕はまだ、働く場所を変えても、実現できないかと思っているんだな。

難しいことかもしれず、自分の中でもまだ形になっているわけではない、どうした形がいいのかもまだ僕にはわかっていないものですが、僕なりにそれを探していこうと思っています。

まずは、春日井市では、先輩弁護士が悩み・試行錯誤して作り上げた「一つの協働の形」があるので、それを学び、経験しながら、僕は僕で考え、試行錯誤してきたいと思っています。

 

それ(先輩弁護士が作り上げた一つの協働の形)が見たかったので、春日井市を受験した、というところも、あるのですが(笑)。