辞めるにあたっての気づき
幾度かこのブログでもお伝えした通り、僕自身は、現在勤めている名古屋市東部児童相談所を、令和4年3月一杯でやめることにしましたが…。
辞めると決めて日々職務を行っていると、あらためて気づかされることがあります。
組織の中で勤めている前提があると、どうしても「『自分』から見える視野」にとらわれがちになりますが、「辞める」ということになると「自分」から視野を離し易くなり、それまで気が付かなかったことに気が付けるようになるのだな、と思います。
それは、ありがたいですね。やっぱり最後まで「気づき」と「学び」があることがうれしいと思いますから。
もっともそれに気づくことができたのは、僕が、辞めるその日までは名古屋市東部児童相談所の弁護士として、全力を尽くそうと思っているからでもありますし、また機会を得ることができれば児童相談所の常勤弁護士になってみたいと考えているからかもしれませんが(たぶん、全く分野違いの仕事を次の仕事に選び、それに頭がいっぱいだったら、気づくことにも気づけないし、それはそれでよいのだろうな、と思います…)。
辞めた後は、またほかのことでいっぱいいっぱいになるのでしょう。だから、これは今だけに許された、ぜいたくな時間なのかもしれないな、と。
そんなことも思いますね。